クイーンズランド州における狂犬病曝露後予防(PEP)
コウモリや動物に噛まれた・引っかかれた場合
コウモリや動物に噛まれたり、引っかかれたりした場合は、速やかに曝露後予防(Post Exposure Prophylaxis: PEP)を開始することが非常に重要です。
狂犬病およびオーストラリアバットリッサウイルス(ABLV)は、症状が出るとほぼ100%致命的ですが、適切にPEPを開始すれば予防可能です。
ステップ1:Day 0(初日)のPEPを受けるために病院へ行く
これまでに狂犬病ワクチンを接種したことがない場合、以下の処置が必要です:
- ヒト用狂犬病免疫グロブリン(HRIG)
→ 病院のみで入手・接種可能 - 狂犬病ワクチンの初回接種(Day 0)
ブリスベンでDay 0のPEPを受けられる病院:
- プリンスチャールズ病院(The Prince Charles Hospital, TPCH)
・所在地:Rode Road, Chermside QLD 4032
・救急外来:24時間営業 - QEIIジュビリーホスピタル(QEII Jubilee Hospital)
・所在地:Kessels Rd & Troughton Rd, Coopers Plains QLD 4108
・救急外来:24時間営業
HRIGはDay 0に病院でのみ接種可能です。GPクリニックでは取り扱っていません。
🏥 ステップ2:GPでPEPを継続 – Skyarch Medical Clinic Brisbane
病院でDay 0の処置を受けた後、以下の日程でワクチン接種を続ける必要があります:
- Day 3(3日目)
- Day 7(7日目)
- Day 14(14日目)
継続治療のためにGPを指名する必要があります。
Skyarch Medical Clinic Brisbane
- 狂犬病PEPの継続治療に特化
- Day 3、7、14のワクチン接種に対応
- 病院からの紹介を受け入れ、確実なフォローアップ体制を提供
手順:
- Day 0の病院受診時に、フォローアップ先としてSkyarch Medical Clinic Brisbaneを指名してください。
- Skyarchでの接種予約を事前に行い、スケジュール通りに進められるようにしてください。
クイーンズランド州におけるPEPの流れまとめ
ステップ | 内容 | 実施場所 |
Day 0 | HRIG + 狂犬病ワクチン初回接種 | 病院(TPCH、QEIIなど) |
Day 3 | ワクチン2回目接種 | Skyarch または他のGP |
Day 7 | ワクチン3回目接種 | Skyarch または他のGP |
Day 14 | 最終接種(4回目) | Skyarch または他のGP |
事前ワクチン予防(Pre-Exposure Prohylaxis: PrEP)– ハイリスクグループ向け
事前予防接種(PrEP)は、狂犬病に曝露するリスクが高い人に推奨されます。
PrEPが推奨される人:
- 野生動物の作業従事者、コウモリ取扱者
- 獣医師、動物保護施設のスタッフ
- 狂犬病流行国への渡航者
- 動物に接触する研究者や学生など
PrEP接種スケジュール:
- 3回接種:Day 0、Day 7、Day 21~28
- PrEPを完了した場合、もし曝露してもブースター(Day 0とDay 3)のみで対応でき、HRIGは不要になります。
PrEPワクチンは患者自身で購入する必要があります。
政府の無償提供はなく、自費での接種となります。価格は薬局にご確認ください。
Skyarch Medical Clinic Brisbane – PEP & PrEPサービス
- Day 3/7/14のPEPフォローアップ接種対応
- PrEP(事前予防)コース提供
- 経験豊富で多言語対応のスタッフ
- 公共交通でアクセスしやすいブリスベンの便利な立地
狂犬病とワクチンについてのご質問がある方は、Skyarch Medical Clinic Brisbaneにお気軽にご連絡ください。
参照: