Implanon (インプラノン)避妊法についてのブログです。Implanon (インプラノン)避妊インプラントの挿入術および抜去術を当院では行っています。
当院の長島医師はインプラノンの挿入術および抜去術を行う資格を有していて、多くの手技実績があります。
Implanon (インプラノン)避妊薬の挿入術および抜去術をご希望の方は、当院にお気軽に連絡してください。
インプラノンは、Long Acting Reversible Contraception(LARC)と呼ばれる避妊方法の一つになります。直径2mm長さ40mmのインプラントの棒を左上腕二頭筋の下部の皮下に挿入します。
挿入点は、ひじの内側のとがった部分(上腕骨内側上顆)から8cmのところです。上腕二頭筋の盛り上がった筋肉の下部の位置に、上腕二頭筋と平行に走行するように挿入されます。
このインプラントの棒から持続的かつ安定した量のEtonogestrelというプロゲステロン成分が分泌されます。この成分により避妊が行われます。
経口避妊薬などの他の避妊方法と比べて、インプラノンは避妊効果が最も高い避妊方法です。
授乳中でも、妊娠および中絶の直後でも使用可能です。
インプラノン挿入後は3年間避妊効果が有効ですが、3年後に抜去となります。その時点でもう一度挿入を希望する場合は、新たなインプラノンを挿入をすることができます。
インプラノン避妊方法のメリットは:
1.避妊効果が最も高い避妊方法。
2.挿入したら3年間有効でその他には処置も内服も何もなし。
3.挿入期間中にもし妊娠希望となった場合は、抜去すると速やかに挿入前の状態の排卵能力の回復が見込める。
が、あります。
副作用の少ない避妊方法ですが、考えられるものとしては、性器出血パターンの変化が挙げられます。出血量が減る場合や増える場合、出血頻度が減る場合や不規則になる場合などがあり得ます。
オーストラリアでは2001年から実施されていて、多くの人に利用されています。
診療の流れとして、まずは医師の診療を当院で受けていただき、インプラノンを挿入することが決まったら処方箋を医師から受け取ります。その後挿入術の日程を決め、処方箋を持って薬局に行ってインプラノンを購入し、挿入術の日にそれを持参し医師による挿入術を受けることになります。当院でかかる費用は、当院の受診料(ウェブサイトの情報を参照ください)とインプラノン挿入術料(200ドル前後)となります。