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日本の子宮頸がん検診をどう考えるか考えてみましょう。細胞診中心の現行制度と、HPV PCR検診への移行期としての現在 日本の子宮頸がん検診は、長きにわたり細胞診、いわゆるPap smearを中心に行われてきました。 この検査法は一定の成果を上げてきた一方で、近年ではHPV感染と子宮頸がん発症の関係が明確となり、検診のあり方そのものを見直す議論が進んでいます。
この細胞診中心の制度には、長年の運用実績があるという強みがあります。 また、細胞の異常を直接評価できる点が基盤となっています。 一方で、いくつかの課題も明らかになっています。 細胞診は「原因であるHPV感染」ではなく「結果である細胞変化」を捉える検査であるため、一定の見逃しが存在します。また、内診を伴う検査であることから、受診率向上のハードルも依然として残っています。
こうした背景のもと、近年ではHPV PCR検査を検診に導入する動きが、日本でも現実的な政策として進みつつあります。厚生労働省の検討会においても、HPV PCR検査の導入について継続的な議論が行われています。
今後の重要な視点としては、日本でHPV検査を組み込む方法、検診間隔や対象年齢の最適化、自治体間の格差の是正が挙げられます。HPV PCR検診は現実的な選択肢として、今後さらに重要性を増していくでしょう。
スカイアーチ メディカル クリニック ブリスベン 日本人医師:長島達郎




